汚れた下着は不貞行為の証拠になる?探偵法務's 三重四日市が解説
「夫が履いていた下着にシミが付着していたのですが、これは不貞行為の証拠として認められるのでしょうか?」
このようなご相談をいただくことが、実は少なくありません。
特定の日(不貞行為があったと思料される日)に夫が着用していた下着に、明らかに不審なシミを見つけた際、それが浮気(不貞行為)の決定的な証拠となり得るのか、多くの方が疑問に思われます。
早速、この疑問について詳しく解説してまいります。
ご相談の際の注意点
余談ではございますが、お伝えしたいことがあります。
ご相談のために事務所へお越しいただく際、実際にその汚れた下着をご持参いただくことは、くれぐれもお控えいただけますようお願い申し上げます。
さて、夫の下着に付着したシミが、もしも「夫の精液と相手女性の愛液」であると容易に想像できる場合、この不審なシミは、果たして法的に不貞行為の証拠となり得るのでしょうか?
実は、下着から「女性の愛液」に由来するDNAを検出することができれば、夫が不貞行為を行ったことを証明する証拠となり得る可能性は十分にございます。
DNA鑑定で不貞相手を特定できる?その難しさ
このようなご相談の際、「不貞相手の女性が誰なのかは分かっている」とおっしゃるケースもございます。
ここでは仮に、その相手女性を「A子さん」とさせていただきます。
その場合、ご相談者様は「DNA鑑定によって、夫の下着に付着していたシミがA子さんのものであると判明すれば、相手がA子さんである証拠になりますよね!」と、大きな期待を寄せられることがほとんどです。
しかしながら、現実には、そのシミがA子さんのものであると証明することは、非常に困難なのです。
もちろん、現在のDNA鑑定技術をもってすれば、採取された検体がA子さんのものかどうかを調べること自体は技術的には可能です。
しかし、夫の下着から採取した検体と、A子さんのものだと確実に分かっている検体(検査材料となるDNA)とを比較する必要があるからです。
つまり、A子さんご本人から検体(DNA)を採取することが不可欠となります。
当然のことながら、A子さんが自ら検体の採取に応じることは、まずあり得ません。
証拠を無駄にしてしまった失敗事例
せっかく不審なシミ付きの下着を発見したにもかかわらず、その後の対応を誤ってしまい、結果的に証拠を活かせなかったという残念な事例がいくつかございます。ここでは、その一例をご紹介させていただきます。
失敗事例①:証拠の保存状態が悪く鑑定不能に
探偵法務's 三重四日市にご相談に来られた時には、すでに検体(下着)の保存状態が著しく悪く、DNA鑑定を行うことが難しい状態になっており、鑑定を断念せざるを得ませんでした。
失敗事例②:問い詰めてしまい証拠収集が困難に
離婚は考えておらず、不貞相手の女性に慰謝料を請求したいというご意向で、まず夫を問い詰められました。
しかし、夫は不貞行為の事実を一切認めませんでした。
不貞相手の女性には心当たりがあったものの、不貞行為の証拠は汚れた下着のみで、それがその女性のものであると特定できる証拠がありませんでした。結果として、相手女性への慰謝料請求は困難な状況となり、断念されました。
このケースは、探偵法務's三重四日市 にご相談いただいた時には、すでに夫を問い詰めてしまっていた後でした。
その後、浮気相手と夫が会わなくなってしまったため、浮気調査(行動調査)も断念された案件です。
以降の詳細な状況は不明ですが、浮気調査のご依頼がなかったということは、事態が解決に至らず、迷宮入りしてしまった可能性が高いと言えるでしょう。
結論:汚れた下着を発見したら
- 浮気の証拠となる下着は、鑑定のために速やかに密閉し、低温で適切に保存することが不可欠です。
- 下着単独では、不貞行為の決定的な証拠とならないケースもございます。発見された際は、まず専門家である探偵法務's 三重四日市にご相談ください。
- 下着のDNA鑑定だけで、不貞相手を特定したり、その人物が誰であるかを証明したりすることは、極めて難しいとお考えください。相手方を明確にするためには、DNA鑑定ではなく、専門的な調査が不可欠となります。