浮気の証拠は「〇」か「×」か、それとも…?
「この証拠で裁判に勝てますか?」お客様から、ご自身で集められた浮気(不貞行為)の証拠について、このようなご質問をいただくことがあります。
メールやLINEのやり取りなど、様々な情報をお持ちになり、「はっきりと白黒つけてほしい」というお気持ちはよく理解できます。
しかし、浮気や不貞行為の証拠は、実は「〇」(完全に有効)と「×」(全く無効)の二択だけではありません。
多くの場合、「△」(単体では不十分だが、他の証拠と組み合わせることで有効になり得る)という位置づけのものが存在します。
お客様がご苦労されて集められた証拠の多くは、この「△」に該当することが少なくありません。
「△」の証拠を「〇」にする具体例
例えば、配偶者のスマートフォンから、浮気相手との間で「大好き」「愛してる」といった親密なメッセージのやり取りを見つけたとします。
これだけでは、肉体関係(不貞行為)があったことを完全に証明できる決定的証拠とは言い難いでしょう。
しかし、その後に探偵法務's 三重四日市が行う浮気調査で、浮気相手の自宅アパートに配偶者と二人で長時間滞在している様子が撮影されたとします。
この場合、配偶者は「ただ相談に乗っていただけだ」と弁解しようとするかもしれません。
ですが、事前に「愛してる」といったLINEのやり取りが存在していれば、二人の間に深い関係性があったことが客観的に裏付けられます。
これにより、密室で長時間「相談」していたという言い訳は、非常に通りにくくなるのです。
もちろん、「△」の中にも「〇に近い△」もあれば、「×に近い△」もあります。
これはお客様が集められた証拠だけでなく、探偵法務's 三重四日市が行う浮気調査においても同様のことが言えます。
浮気調査における「△」の現実
浮気調査のご相談にいらっしゃるお客様から、「ラブホテルから出てくる時の顔は、そんなにはっきりと撮影できるものなのですか?」とよく質問されます。
実際のところ、はっきりと撮影できる場合もあれば、難しい場合もあります。
例えば、対象者が警戒している場合に頻繁に見られる状況として、以下のようなケースがあります。
- マスクやサングラスを着用して姿を現すことがあります(コロナ禍では警戒の有無にかかわらずマスク姿も一般的でした)。
- 顔を手で覆いながら、横を向いて出てくるケース。
- マフラーやその他の所持品で顔を隠して出てくる場合。
このような状況では、顔を鮮明に撮影することは物理的に困難です。
特に女性が顔を隠す傾向が強いです。
中には、白いシーツのような布を頭から被って出てきた女性もいらっしゃいました。
これら単体の証拠は、「〇に近い△」と評価されることが多いでしょう。
当然ながら、浮気調査は秘密裏に行うものであり、対象者に「はい、チーズ!」とポーズをお願いするわけにはいきません。
そのため、常に都合の良いアングルで撮影できるとは限らないのです。
これだけ聞くと不安に感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、ご安心ください。これは探偵法務's 三重四日市にとって想定内のことです。
浮気調査は「流れ」で証明する
そもそも、浮気調査は「一連の流れ」で不貞行為を証明していくものです。
つまり、物理的に困難な場面で無理をすることなく、複数の「△」をいかに組み合わせて「〇」にしていくかが非常に重要になります。
例えば、ラブホテルから出てくる際に配偶者の浮気相手の女性が顔を隠していたとしても、その後二人で飲食店に移動し、食事をしている時に顔をはっきりと撮影できたとします。
また、食事などにも行かず、終始マスクなどを着用していて顔の撮影が難しい場合でも、浮気相手の女性が配偶者の車から降りて、自身の車に乗り込む、あるいは自宅マンションに入っていく様子を捉えることができます。
これらの証拠を合わせて押さえておけば、「そっくりさんです」といった言い訳は通用しなくなります。
なぜなら、配偶者と一緒にラブホテルから出てきた女性が、自身の車に乗ったり、自身の自宅に入っていくという事実があるからです。
さらに、「ラブホテルに入る場面と、出てくる場面の両方が撮影できないと証拠にならない」と考えているお客様も多くいらっしゃいますが、決してそうではありません。
例えば、ラブホテルに行く前に二人が食事をしている場面や、コンビニで買い物をしている場面を撮影し、ラブホテルに入る映像はなくても、ラブホテルから出てくるところを撮影できれば、この二人が一緒にラブホテルに滞在したことを十分に証明できる証拠となります。
つまり、「入る場面」と「出る場面」の単体ではなく、全体の流れの中で「二人がラブホテルに滞在していたこと」を証明することが重要なのです。
不貞行為が行われている場所がラブホテルではなく、浮気相手の自宅アパートなどであった場合も同様のことが言えます。
その日は自宅への出入りしか撮影できなかったとしても、別の日にデート中に手をつないでいたり、キスをしている場面が撮影できれば、二人が親密な関係にあることが証明できます。
そうなれば、「相談だけ」といった言い訳はもはや通用しないでしょう。
この様に探偵が行う浮気調査は、「流れ」で不貞行為を証明していくものなのです。
余談になりますが、ご自身やご友人などで尾行などの行動調査を試み、そのほとんどが失敗に終わってしまうのは、この基本的な考え方を知らず、「千載一遇のチャンス!」とばかりに無理をしてしまうことが大きな要因の一つです。
もちろん、私たち探偵法務's 三重四日市とは技術や機材のレベルが全く異なりますので、たとえこの考え方を知っていたとしても、自力で成功させるのは非常に困難だと思われます。
このように、不貞行為の証拠は、決定的な「〇」がすぐに見つからなかったとしても、たくさんの「△」を根気強く集めることによって、最終的に大きな「〇」へと繋げることが可能なのです。
むしろ、不貞行為の証拠は「〇」よりも「△」の積み重ねであることが多いと言えるでしょう。